初投稿は「和田龍登水」 ~HPが新しくなりました~
みなさん、こんにちは。
一回目の緊急事態宣言が発出されてからちょうど一年が経ちました。長い、長い、長い、長い一年でした。
が、まだまだ先が見えず辛いです。
でも、季節は春ですね。去年は春のお酒をお客様に全く飲んでいただけないまま春が終わってしまいましたが、今年は時短ではありますがお店を開けることが許されていますので、お客様に新酒のご提供ができる幸せをかみしめております。
さて、HPが一新しました。こんな時だからこそ気持ちを切り替えて前向きに頑張っていこう~っ!!という想いから新しくさせていただきました。以前より木花のことがわかりやすくご紹介できているかしら・・・。
ということで、HPが一新し最初のブログでどんなことをご紹介しようかな、と考えておりましたが、実は私の中では決まっていました。
HPが一新し最初の新着情報は・・・そうです!!!
毎年新酒が出来上がると必ずお届けいただいている信州・上田の「和田龍登水」(わだりゅうとすい)さんをご紹介したいと思います!!!!
今年も美山錦を筆頭に山田錦、山恵錦、が届きました。私の大好きな蔵元さんです。
昨年もお届けいただいたのですが、緊急事態宣言下であり、冷蔵庫にずっと眠ったまま夏になってやっとお客様にご提供することができた、というとても淋しい想いもしましたが、しかし、今年はもちろん今みなさまに飲んでいただきけます。やっぱり嬉しいです。
さてさて、今年の和田龍さんはどんなお酒かしら・・・
「美山錦純米吟醸」
いただいた3種類の中では一番香り高くお上品な感じ。ちょっと昨年までと違うかなぁと思うのは甘味が少なく、いやむしろ甘味をそげ落としたような、苦みすら感じるような酒質。香り高く、軽快でスイスイ行けちゃう感じなのに奥のほうでぐっと渋み?苦み?がくるようななんとも不思議な感覚です。和田さんのお酒といえばお人柄とそっくりで優しい感じのお酒のイメージでしたので、少し意外でした。新しい和田さんを覗かせてもらった感じです(笑)。私はこの感じ好きです。
「山田錦純米」
うん、山田錦っ!
山田錦らしい深みがとってもいい感じ。米の旨味たっぷりで飲みごたえあります。華やか過ぎず、コクとキレのバランスがかっこいい。米の旨味もたっぷりあるのに甘味が抑えられているのはなぜなんだろう。酒質として男前かって言われるとそうでもなくて、柔らかさもあるし心地のよい吞み口です。
「山恵錦純米」
みなさん、山恵錦ってご存じですか。「山恵錦」は、2020年に認可されたばかりの長野県の新しい酒米なのです。まだまだ新人さんですが、これらの活躍をとても楽しみにしています。全国の日本酒ファンの皆さま、どうぞよろしくお願い致します。
和田龍さんといえば、「美山錦」「山田錦」「ひとごこち」を定番にお酒を醸す蔵元さんのイメージでしたので、あの和田龍さんが山恵錦でもお酒を醸したんだぁと最初の年はとても驚きましたが、美山錦でも山田錦でもひとごこちでも出せたい「山恵錦」の味わいを和田龍さんでも味わうことができるということは、また一つ楽しみが増えました。印象としては、口に含むと、全体としては辛味のような渋味のような味わいが口に広がるのに、その中から甘味と酸味が溶け込んでさらに押し寄せてくるような不思議な感覚がありました。瑞々しいようで厚みもあり、う~ん、難しい。私の知識程度ではちょっと表現が難しいです。ダメですね。ごめんなさい。
私の感想などさておき、是非みなさまには木花で「和田龍登水」をお楽しみいただきたいです。定番メニューとしても常時ご用意がありますが(美山錦純米吟醸)、同時に米違いでお飲みいたけるのは今しかありません。贅沢でしょ。是非、是非、足をお運びくださいませ。桜は散ってしまいましたが、卯月のお料理とともに春の新酒をご堪能くださいませ。
和田さ~ん、お元気ですか?コロナによってとうとう一年以上お目にかかっておりません。今までにこんなことあったかなぁ。淋しいなぁ。もう少しの辛抱なのでしょうか?
お目にかかれます日を切に願いながら、私もじっくりと和田さんのお酒を味わいたいと思います。